ぼくは社会の神様

教師から社会や歴史をよく知っているからと命名された

大地宅配とオイシックス、老若の両社長がタッグを組む有機野菜の販売会社はどうなるのか?

大地宅配は、もともと有機野菜を広める市民運動体が始まりで、現在の注文は配付カタログやWEB注文などで、アナログ的な商売がメインの会社である。コアとなる顧客・専業主婦世代(団塊世代)が創業者(社長)の市民運動開始時から販売活動を支援しており、たいへん心強い客を持つ会社であるが、しかし、その顧客が高齢化、核家族化しているのが悩みの種で、売上高の伸び悩みと社内効率、そして事その業継承が大きな課題である。

一方オイシックスは、手軽な安心野菜とそれらを使った料理の簡便キットをウリとし、働くママの支持を集めている。注文もインターネットで受けるWEBを活用したデジタルマーケティングの会社だ。いわば安心野菜に特化した野菜版のアマゾンである。

大地宅配は、創業40年を超えたが、年商が伸び悩む140億円の会社。そして代表は老年の70歳。

一方オイシックスは、創業17年で年商が210億円の後発会社だが、代表が40歳代と若い。

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この二つの会社が2017年10月に合併した。40歳の代表が新会社の社長に就任し、大地の社長が新会社の会長に就任した。

 これで年商が合わせて350億円となり、業界トップに躍り出たが市場規模は他業種に比べ、まだまだ小さい。

大地は、株式交換という絡めて手法で事業継承をうまく乗り切り、良いタイミングで合併したものだ。

経営者の老と若、アナログ的な市民運動体と一般のWEB顧客、上手い組み合わせだが、果たしてうまくギアがかみ合うか?これからが見ものだ。

 

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