ぼくは社会の神様

教師から社会や歴史をよく知っているからと命名された

女は怖い、男は身ぐるみはがされ、老人ホームへ棄てられる

GHQの通達で戦後小作農家が自作農家に転換した。これを農地解放といい、財閥解体と合わせてGHQの二大改革という。

その結果、東京郊外部の小規模零細農家が高度成長期に農作物をつくるのをかまけて、不動産開発業に転換した。東京の私鉄沿線にはそうした元農家が少なくない。私鉄沿線駅の数だけあるといっても過言ではないだろう。

彼らは金貸しに唆されてアパートや商業施設を建設し、テナントに貸し出す。遺産相続にも利点があるため、元農家はやがて数億円規模の資金をまわすようになる。

しかし中には質の悪い水商売の女に引っ掛かり、まずは女房が追い出され、おまけに養女として手続きをされ、身ぐるみはがされて老人ホームに入れらる御仁を何人か目撃した。こうした水商売の女は地方出身者が少なくなく、度胸と愛嬌を兼ね備えている。

戦後の土地・農業政策、金融・経済政策の影がここにある。

 

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